こんにちは、Macbeの堀です。
今回は、医療分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として、Googleアップシートを用いた問診票の電子化についてご紹介します。
※GoogleアップシートはGoogleが提供するノーコード開発できるDXツールです。
この取り組みは、ペーパーレス化を推進し、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献につながると考えています。
実画面をご紹介しながら詳細をお伝えします。
業務コンセプトと画面
この業務改革のコンセプトはシンプルです。
患者様の来院時には紙の問診票の代わりにタブレットをお渡しします。
患者様はタブレットに必要情報を入力し、終了後、タブレットを返却していただきます。医療従事者は、患者様からリアルタイムで入力されたデータを確認することができます。
患者操作画面の紹介
患者様が入力する情報には、メールアドレス、名前、性別、生年月日、年齢、電話番号、住所などの基本情報が含まれます。
さらに、現在の症状、発症時期、服用中の薬、アレルギー情報、喫煙状況など、より詳細な健康状態に関する質問も用意されています。
これらの項目は自由にカスタマイズ可能で、病院や薬局のニーズに合わせて調整することができます。もちろん、内科用、小児科用、皮膚科用、等に問診票の画面を分けることも可能です。
システムは非常にユーザーフレンドリーで、例えば生年月日を入力すると、自動的に年齢が計算さたり、このような細かな機能により、入力ミスの可能性を減らし、利便性を向上させています。
セキュリティとプライバシーの保護
入力完了後はこちらの画面が表示され、それ以外の画面が表示されることはありません。
プライバシー保護の観点から、患者様が入力した情報は厳重に管理されます。他の患者様がアクセスできることはありませんので、安心してご利用いただけます。
プライバシーが漏れることは一切ありません。
医療従事者の視点
医療従事者側では、患者様からの入力データを一覧で確認できます。
新しい情報ほど上位に表示され、必要に応じて各患者様の詳細情報を閲覧することが可能です。
これにより、効率的に患者様の状態を把握し、適切な診療を行うことができます。
電子化のメリット
問診票を電子化することで、紙の使用が不要となり、環境保護にも貢献します。
また、データは電子形式で安全に保存されるため、紙の管理に伴う手間やコストを削減できます。問診票の保存期間は5年間とされており、この期間中はいつでもデータにアクセスできます。
まとめ
アップシートを使用した問診票の電子化は、ペーパーレス化を推進し、医療分野でのDXを実現するための有効な手段です。
この技術を活用することで、医療従事者と患者様の双方にとって便利で、安全な診療環境を提供できます。興味のある方は、ぜひアップシートをご利用を検討してみてください。
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